今日は本当は特別な日だった。一年に一度の特別な日だった。
漏れの心はイビツで矮小なので、過去の記憶を思い出としてしまっておくことができず、
ことあるごとにオーバーフローをおこして陰鬱な気持ちになる。
行動を起こす勇気も覇気もなく、ただただ紛らわせようと、もう恋なんてしないなんて言わないよぜったいを聴いてのた打ち回ったり、ドライブに出るがナビもないし帰れなくなると困るので結局いつものコースで帰ってきたり、左巻きの友人とファミレスで平行線な話をしたりしてみるものの、所詮一時的なものでしかなく自宅に戻るとまた陰鬱な気持ちに戻ってしまった。死のう。
でも死ぬ前に少しだけ勇気をひり出してみよう。
最初の一歩さえ踏み出すことができれば、あとは流れに身を任すこともできよう。