猫は高いところから落ちても必ず足から落ちるらしいので試してみることにした。

猫を捕まえてそのまま20階建のビルの屋上へ上り柵の外側へ。

風も強くさすがに少し怖いので、右手で猫の首根っこを掴み左手は柵を強く握り締めた。

この猫は高いところが苦手なのか、酷く興奮した声を張り上げ、激しく暴れ抵抗の意思を見せる。

あまりに激しく揺れているので、自分まで落ちてしまってはたまったもんじゃないと思い、軽く勢いをつけてさっさと放り投げた。

すると猫はみるみる落下してゆく。泣き声も出さずに落下してゆく。

地面に到達した時かすかに鈍い音が聞こえたが、残念ながら遠すぎて足から着地したのかどうかは確認できなかった。

アハハハハハ。