催眠

 子供の頃よくテレビで催眠術を披露する二時間バラエティ番組が放送されていた。最近はその手の番組を全然見ないのだがチェキしてないだけでたまに放送はしているのかもしれない。いい歳をした人なら一度は観たことがあるだろう、胡散臭い催眠術師がゲストの女の子を催眠術で公開レイプするあれだ。当時は子供心にもありえねえだろと思っていた。そんな簡単に他人を意のままに操れるのならわざわざテレビに出なくても好きなことやりたい放題じゃん、みたいな。
 でも実際催眠術ではどこまでできるのだろうか。ナンパのときに女の子を意のままにできるのか、2000円で買ってきた壷を20万で訪問販売できるのか、ボケ老人の家を好き勝手にリフォームできるのか。とりあえず映画の中では催眠術で自殺に追いやることはできないと言っていた。確かにこの映画で催眠術にかかって死ぬ人間は一人を除いて自殺ではなかった。自殺ではないということが証明できた。だがたった一人、どう考えても自殺にしか見えない死にかたをした人間がいるところでこの映画は破綻。非常に残念だ。
 ところで菅野美穂キチガイ演技は正に珠玉。キチガイ演技をするために生まれたような女優だ。乳首の色も俺好みだし非常にエロイ身体をしている。この映画を観るまで菅野美穂=イグアナだったのが、菅野美穂キチガイになった。はぁ、菅野美穂とエロイことしたいわぁ。
 全体的にサスペンス仕立てで後半オカルトが介入するまではなかなか楽しめる作品だった。あ、催眠術なんてものがすでにオカルトだよなんて無粋なことは言わないでー。